米国の実業家、イーロン・マスク氏は2日、自身のツイッターを更新し、自身の所有するSNS「ツイッター」において、閲覧可能な投稿の数を制限したことについて経緯を説明した。

 マスク氏は、1日からツイートを閲覧できないユーザーが発生したことについて「過度なレベルのデータスクレイピング(プログラムを用いて、別のプログラムやウェブサイトから情報を抽出すること)やシステム操作に対するため」に、1アカウントで1日に閲覧できる投稿の数を制限したことを明かした。

 その後閲覧数の上限を徐々に緩和させていることを説明したものの、ユーザーに対しては「深いトランス状態から目を覚まして、友人や家族に会うために携帯電話から離れよう」と投稿し、SNSに熱中する人々に対して外出を促していた。

 全世界のユーザーから仕様変更に対してさまざまな反応を集めたマスク氏は、同日に「さらに皮肉なことに、この投稿(制限内容の報告)は、記録的な閲覧数を達成している」と、制限中にも関わらず、多くのユーザーがツイートを見ていたことを指摘。

 これに対してユーザーからは「閲覧数が一番大事なのか」「普段交流の場として使っている人は困ってしまう」といった批判が寄せられていた。