全日本プロレスは6日、都内の事務所で会見を行い、元世界ジュニア王者の岩本煌史(31)が12月31日付で退団すると発表した。

 2012年にデビューした岩本は16年から全日本にレギュラー参戦。翌17年1月1日付で入団してから在籍5年で電撃退団になった。岩本はこの選択に至った理由を「プロレスを始める時に自分なりの目標を立てていて、30歳までにそこに行かなければ(将来を)考えないといけないと(思っていた)。新型コロナもあって(30歳の期限を)1年延長して頑張ってみたんですが、その目標にたどり着かなかったということでこの決断に至りました」と説明。具体的な〝目標〟の内容は説明しなかったが、準備が整い次第自身のSNSなどで発表するとした。

 他団体のリングにも上がらずいったんはリングを離れ「一時休業」の形を取る予定で、その期間は「年単位になるんじゃないかと思います」と話す。休業前のラストマッチは16日の東京・後楽園ホール大会でブラックめんそーれと組んでライジングHAYATO、青柳亮生組と対戦。試合に向けて「結構わがままを通してもらった感じのカードを組んでもらった。最後はジュニアで激しく動きたいというのがあってジュニアの選手を集めてもらったので、最後ははつらつとした姿を皆さんにお見せできたらなと思います」と意気込んだ。