全日本プロレス21日の愛知・名古屋国際会議場大会で4チーム参加によるワンデーの「アジアタッグ王座決定トーナメント」が行われ、ジェイク・リー(30)、岩本煌史(29)組が第106代王者に輝いた。

 1回戦で大日本プロレスの高橋匡哉(32)、植木嵩行(27)組を下し、決勝では同じく大日本の橋本大地(26)、神谷英慶(27)組と激突。大日本のグレート小鹿会長(76)がリング下で見守る中、両チームとも譲らず白熱した攻防を展開した。

 大地のドラゴンスクリュー、足4の字固めに苦しめられたジェイクだったが、岩本が大地に孤高の芸術(払い腰)を決めたところを逃さなかった。すぐさま岩石落としで追撃し、激戦に終止符を打った。

 試合後、ジェイクは「ベルトが血みどろにならなくてよかった。ピカピカに磨いて大切に守り抜きます」と約束。また春の祭典「チャンピオン・カーニバル」(4月4日、後楽園ホールで開幕)に向け「優勝して3冠チャンピオンの宮原健斗に挑戦します」と力強く宣言した。