【隠岐の海引退相撲】今後は親方として「隠岐の島から力士を見つけたい」スカウト活動に意欲

[ 2023年9月30日 18:18 ]

君ケ浜親方(元隠岐の海)の断髪式で止めバサミを入れた八角親方(右)(撮影・西海 健太郎)
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 今年初場所中に現役を引退した元関脇・隠岐の海の君ケ浜親方(38=八角部屋)の引退相撲が30日、東京・両国国技館で行われた。

 断髪式には約300人がはさみを入れ、大銀杏(おおいちょう)との別れを惜しんだ。最後は師匠の八角親方(元横綱・北勝海)が止めばさみ。約18年ぶりのまげがない自身の姿に「懐かしいな」としみじみ。隠岐の島で美容室を営む母・福岡八重子さん(74)は、息子の新しい髪型を見て「素敵です」と笑顔を見せた。

 隠岐の海は今後、君ケ浜親方として後進の指導にあたる。「隠岐の島から力士を見つけたい。(内弟子の)第1号は隠岐の島からと決めてますから」とスカウト活動に意欲を示した。

 自身は高校生の頃、八角親方に島まで来てもらったという経験がある。「みなさんに応援していただける力士を育てたい。隠岐(出身)のお相撲さんが増えてくれれば」。地元へ、相撲界への恩返しを誓った。

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