朝白龍が三段目で7戦全勝 盟友・豊昇龍の大関獲りが「モチベーションに」若碇と千秋楽優勝決定戦へ

[ 2023年7月21日 23:58 ]

大相撲名古屋場所13日目 ( 2023年7月21日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

朝白龍
Photo By スポニチ

 三段目の全勝対決は、朝白龍(24=高砂部屋)が藤闘志(24=藤島部屋)を破って7戦全勝とした。

 立ち合い左へ動かれたが、右、左と前ミツをつかんでつかまえるともろ差しで前に出て寄り倒した。「想像通り。右にまわってくるかなと」。相手の藤闘志は拓大の1年先輩にあたり、学生時代の稽古場で肌を合わせてきた経験が生きた。取組前には「楽しみ。大学時代を思い出すような相撲を取りたい」と話していた。

 大きな発奮材料もある。今場所大関獲りに挑む関脇・豊昇龍(24=立浪部屋)とは日体大柏高の同級生で、15年春に同じ飛行機で来日した仲。「大関になってくれれば友達としてうれしいし悔しい気持ちにもなれる。こちらのモチベーションにもなる」。盟友の活躍を刺激に、自身もデビューから3場所で7勝、6勝、7勝と着実に結果を残してきた。

 また、甲山親方(元幕内・大碇)の長男で東三段目86枚目の若碇(18=伊勢ノ海部屋)が序二段で全勝の春山(23=尾上部屋)を破って同じく7戦全勝とした。埼玉栄高の4年先輩の春山を相手に「実力は(春山の方が)上なので、気合だけは負けないように」と激しい突き押しで真っ向勝負。「今日が一番よかった」と会心の相撲で押し合いを制した。

 今年の春場所で序ノ口デビューした2人が三段目優勝決定戦で争うことに。朝白龍には春場所で対戦してつり落としで敗れており「楽しみです。リベンジになる」と雪辱を見据えた。来場所の幕下昇進は確実に。「星は(決定戦では)関係ないので、もう緊張しないですね」と強気で千秋楽の決定戦に挑むことを誓った。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年7月21日のニュース