文化放送・太田アナ 長期休養していた「メンタル不調が原因」 現在は復帰、同じ苦しみ持つ人と共闘誓う

[ 2023年7月23日 18:22 ]

文化放送・太田英明アナウンサー
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 文化放送の太田英明アナウンサー(60)が昨年1月から「メンタルの不調」が原因で長期休養していたことを明らかにした。同局のメールマガジンで連載されている「アナウンサーコラム」の全文が23日までに同局公式サイトで公開され、復帰に至るまでの心境をつづった。

 太田アナは1986年に文化放送に入社。「吉田照美のやる気MANMAN!」(88~2007年放送)では、スタジオにいる吉田照美からの指令を受けて過酷な任務を遂行するレポーター「お助けマン」として人気を博した。その後は「太田英明 ナマ朝!」なども担当し、17年3月からアナウンス部長を歴任。20年10月から編成局長に就任した。局長就任の際には、同アナがアシスタントを務めていた「大竹まこと ゴールデンラジオ!」内で同社社長が発表。「文化放送でも、過去に例のない異例の出世」として話題となった。

 コラムでは「大変、ご無沙汰致しておりました。ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、去年の1月から、長期で会社を休んでおりました。メンタルの不調が原因です。どうしてこういうことになったのか、自分でも正直、把握しきれていないのですが、突然、マイクの前に座ることに強い恐怖感を覚え、会社に行けなくなってしまったのです」と明かした。

 「結局、再び会社に行けるようになるまで、およそ7か月かかってしまい、とても苦しい思いをしました。その間、妻はしっかりと私をサポートしてくれました。また、文化放送の医務室のスタッフの方は、献身的に支えてくださいました。友人、知人からも随分励ましてもらいました。大竹まことさんやいとうあさこさんからは、温かいメッセージもいただきました。しかし、何よりありがたかったのは、多くのリスナーの皆さんが心配して下さったことです。マイクの前に復帰して、私の声がラジオから再び流れてきたとき、多くのリスナーの皆さんが、わがこと以上に喜んでくださいました。中には、涙を流してくださった方々もいて、そんなメールやお便りもいくつも頂戴しました。やはりラジオは、文化放送は、番組は、喋り手は、リスナーさんに支えられているのだと、今更ながらに強く実感したものです。この場を借りて、改めて篤く御礼申し上げます」と感謝の思いをつづった。

 「今は、本当にゆっくりのペースで、少しずつ現場に復帰しております」とアナウンサー業務も徐々に再開している。

 「ただ、本調子には程遠く、突然不安感が襲ってきたりしますし、ニュースを読んでいる最中に急に不安スイッチが入ってしまい、呼吸困難に陥りそうになったこともありました。それでも、前を向いて、いずれは以前のように溌溂とマイクに向かえるようになりたいと、心から願っています」と不調と向き合いながら過ごしている様子。

 「やや暗い、重たい内容になってしまいましたが、このメルマガの読者の中にも、メンタルの面で苦しんでいらっしゃる方もいるかもしれないと思い、敢えて書き記してみました。もしも、そういう方がいらっしゃいましたら、決して一人ではありませんので、共に歩んでいきましょう。これからもよろしくお願い致します」と結んだ。

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