幸福の科学創始者・大川隆法さん死去 17年朝ドラ女優の出家で「守護霊インタビュー」が注目される

[ 2023年3月2日 18:32 ]

大川隆法さん
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 幸福の科学グループ創始者兼総裁の大川隆法(おおかわ・りゅうほう)さんが2日、死去した。66歳。徳島県出身。都内の自宅で2月28日に倒れ、病院に搬送されていた。

 教団の公式ホームページによると、東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、米ニューヨーク本社に勤務。その時にニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学んだ。1986年に「幸福の科学」を設立。著書の発刊点数は全世界で3100を超え、うち公開霊言シリーズは600以上という。27作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、450曲を超える作詞・作曲を手掛けるなど、広報活動にも力を入れた。

 近年「幸福の科学」と大川さんが世間の注目を集めたのは、2017年2月に朝ドラへの出演など、芸能界の第一線で活躍していた女優清水富美加(28、現在・千眼美子)が出家を発表。この時、出家を決意したきっかけとなったのが、同年1月に大川さんが行った「清水富美加 守護霊インタビュー」だったと伝えられた。大川さんが清水(千眼)の守護霊と会話する内容といい、この動画を見て「長年抑えていた思いが噴き出した。天命を確信して出家を決意するに至った」(教団側)という。子供の頃からの熱心な信者で、教団行事などに参加し宗教家としての活動に憧れを持っていた。関係者によると、離婚している両親も信者だった。

 大川さんは2009年には政界進出を目指し、政治団体「幸福実現党」を設立。この年の衆院選に出馬し、落選した。

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