拝啓　平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
　この度の新型コロナウイルスによる感染症拡大により、影響を受けられている皆様に心からお見舞い申し上げます

　「食博覧会・大阪２０２１」につきましては、２０２１年４月２８日（水曜日）～５月９日（日曜日）にインテックス大阪にて開催を予定しておりましたが、以下の理由にて開催を中止させていただく事といたしました。

　本博覧会は「食の都・大阪」を広くアピールするイベントで、１９８５年から４年に１度の開催を続けてきた中、記念すべき第１０回となる「食博覧会・大阪２０２１」を中止することは、非常に残念で、苦渋の決断でございます。
　本博覧会へのご来場を楽しみにされていたお客様、並びにご出展を予定、検討されていた企業・団体様には、この様な結果となりました事を大変心苦しく思います。

　今後は、新型コロナウイルス感染症の終息ならびに、経済の回復状況を伺いながら、次回「食博覧会・大阪」の開催を目指すと共に、食関連産業の復興や大阪・関西の活性化を目的としたイベント開催にも協力したいと考えております。

　安心安全を最優先に考えての決定に何卒ご理解をいただき、今後も「食博覧会・大阪」の開催にご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

　最後になりましたが、一日も早く平穏な日が戻り、皆様が健康に過ごせるようお祈り申し上げます。

＜中止の理由＞
１．来場者に対する安全責任
食に関する博覧会として来場者の安全確保は、すべてにおいて優先しなければならない取組みの中、「食博覧会・大阪２０２１」は、大型密閉イベントとして企画しており、新型コロナウイルス感染症の治療薬等の確立が不透明な現況から、 ２０２１年春季の開催において感染のリスク等が残るに加え、開催期間中の医療救護ならびにボランティアスタッフを必要人員数まで確保することが困難と予想され、安全なイベント運営に支障を来す可能性が高いと判断したため。

２．開催にご協力いただく方々のリスク回避
新型コロナウイルス感染者数は減少傾向にあるものの、経済回復時期が見通せない中、長期の準備期間を要する本博覧会にご協力いただく出展者、関係者に対しまして、早期に開催中止を判断することが、今後のご負担やご迷惑を最小限に抑えられると判断したため。

３．運営主体としての厳しい現況
新型コロナウイルス感染症の影響ならびに国の緊急事態宣言を受け、世の中の経済活動に甚大な影響が生じている中、「食博覧会・大阪２０２１」にご参画いただく予定の企業・団体様から、準備・開催のご協賛、ご支援を頂くことが困難な状況にあるため。