守備練習に取り組む香川の投手陣=坂出市番の州球場
四国アイランドリーグplusの2023年シーズン後期が24日に開幕する。球団初の前期最下位に終わった香川オリーブガイナーズの近藤監督は「チームとして非常に悔しい思いをした。後期はチーム一丸となり優勝を目指したい」と力を込める。
香川は前期、投打がかみ合わずチーム防御率3・68、同打率2割2分2厘でともにリーグ最下位。主将の石田(高松商高出)は「守備は多くの試合で先制点を取られ、攻撃は積極性が欠けていた」と振り返った。
前期終了後は、夏場の試合を見据えハードなトレーニングで体力強化を図ったほか、実戦練習で細かいプレーの確認などを行った。石田は「選手の練習に取り組む姿勢が変わった。調整も順調」と、巻き返しに向け仕上がりの良さを強調する。
後期は、前期のスタメンを中心に、状態の良い選手を積極的に使う方針。投手陣は河合、伊藤が先発の柱で、中川、赤尾(坂出商高出)、石田らが後ろに控える。打線は全体的に奮起が必須。積極的な打撃で好機をものにしたい。
初戦は24日、観音寺市総合運動公園で高知ファイティングドッグスを迎え撃つ。リードオフマンの田代は「自分が出塁してチャンスをつくり、相手にプレッシャーをかけたい」、勝ち頭の右腕河合は「(後期)優勝を最優先に、チームを勝たせられる投球をする」と闘志を燃やす。
◆愛媛の松山内野手が香川移籍 香川オリーブガイナーズは22日、愛媛マンダリンパイレーツの松山佳暉内野手(22)=173センチ、88キロ、右投げ左打ち、兵庫県出身=がウエーバー公示により、香川へ移籍入団することが決まったと発表した。松山は愛媛・小松高校、大阪・履正社スポーツ専門学校を経て、2022年に愛媛入団。昨季は18試合に出場して打率2割、2本塁打を記録していたが、今季はここまで出場がなかった。