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香川OG4選手が育成枠/プロ野球ドラフト会議

2011/10/28 09:54

ドラフト育成枠で指名を受け、笑顔でガッツポーズする左から亀沢、中村、冨田、西森=香川県高松市内
ドラフト育成枠で指名を受け、笑顔でガッツポーズする左から亀沢、中村、冨田、西森=香川県高松市内

 四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズから育成枠で念願のNPB(日本野球機構)切符をつかんだ冨田康祐投手、亀沢恭平、中村真崇両内野手、西森将司捕手の4選手は高松市内で記者会見に臨み、それぞれ「支配下登録されるのを第一目標に、早く1軍でプレーしたい」と決意を表明した。
【→参照記事】

 7球団から調査書が届いていた冨田は、横浜から育成枠での指名にも「ホッとした」とにっこり。150キロ近い速球を武器に1年目の今季、防御率リーグ2位の1・39をマークした抑えのエースは「先発完投が投手の花とも思うが、自分が狙えるポジションを見極め、全力で奪いにいく」と1軍入りに強い意欲を示した。

 亀沢も打率3割超でリーグ2位の26盗塁を記録するなど持ち味を存分に発揮し、ドラフト指名という目標を達成。「1年目が勝負と思って必死に頑張ったのが結果につながった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 中村は昨年のドラフトでは悔し涙を流しただけに、この日の指名に感激もひとしおの様子。名前が挙がると思わず天を仰ぎ、目頭は見る見る赤くなり、会見でも「ここに来るまでの道のりは本当に長かった」と言葉に万感の思いを込めた。

 西森も中村と同じく指名を受けると目頭を熱くした。俊足が持ち味の捕手は「人より2倍、3倍と練習していきたい」と前を向いた。

 西田監督は「4人とも育成枠だが、入ればスタートラインはみんな一緒。自分のセールスポイントは何かということをしっかり認識して頑張ってほしい」とエールを送った。

◆略歴
 冨田康祐(とみた・こうすけ)投手 愛知県出身。PL学園高、青山学院大(中退)を経て、香川に今季入団。主に抑えとしてリーグ最多の48試合に登板し、防御率は2位の1・39。186センチ、90キロ。右投げ右打ち。23歳。

 亀沢恭平(かめざわ・きょうへい)内野手 岡山県出身。岡山作陽高、環太平洋大を経て、香川には今季入団。1番・遊撃手として打率3割3厘、リーグ2位の26盗塁をマークした。174センチ、73キロ。右投げ左打ち。23歳。

 中村真崇(なかむら・まさたか)内野手 福岡県出身。東筑高、立命大、JR東海、福岡レッドワーブラーズを経て、2010年香川入団。福岡時代の09年に首位打者、以降3年連続で3割超。183センチ、87キロ。右投げ右打ち。27歳。

 西森将司(にしもり・まさし)捕手 京都府出身。北照高からホンダを経て2008年に香川入団。捕球、送球ともにセンスが良く、俊足。今季は2割7分3厘と打撃も安定している。182センチ、80キロ。右投げ、右打ち。23歳。

四国IL過去最多の7人輩出 「継続してきた成果」
 四国アイランドリーグplus(IL)からは過去最多の7選手がいずれも育成枠ながら指名を受けた。ILの鍵山誠最高経営責任者(CEO)は「(リーグ発足から)7年間こつこつ継続してきた成果」と素直に喜んだ。

 香川からは2009年に続いて最多の4人を輩出。徳島インディゴソックスからは高松市のクラブチーム「アークバリアドリームクラブ」でもプレーしていた富永一投手が広島から指名を受けるなどIL4球団すべてに声が掛かった。

 香川以外で指名を受けたIL選手は次の通り。

▽広島 富永一投手(徳島)
▽巨人 土田瑞起投手(愛媛)
▽ソフトバンク 飯田一弥捕手(高知)

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