史上最多のJ・GⅠ9勝で、昨年の中山大障害(6着)を最後に現役を引退し、通算5度目のJRA賞最優秀障害馬に選ばれたオジュウチョウサン(牡12歳、父ステイゴールド)が、放牧先の北海道日高町・坂東牧場から、同町のYogiboヴェルサイユリゾートファームに移動、種牡馬生活を送ることとなった。
同ファームは馬(アドマイヤジャパン)がクッションに横たわるYogiboのテレビCMで知られていて、現在はタニノギムレットやローズキングダムなど多くの名馬が余生を送る功労馬の養老観光施設として、生産や種牡馬の預託も受け入れており、現在はスイーズドリームス、ロジクライ、エタリオウ、エンパイアペガサスら種牡馬4頭を繋養。今後は同ファームに繋養されながら、種付け時のみスタリオン施設に通うという。
牧場代表の岩崎崇文さんは「これほどの名馬をお預かりすることは名誉なことです。種牡馬としても成功してほしいのでしっかり管理させていただきます」と話した。牧場見学に関しては環境に慣らしながら様子をみて一般公開していくという。さらに27日にはカフェの新装オープンを予定しており、いずれはオジュウチョウサンを眺めながらカフェを楽しむ空間を作り出したいとのことだ。