リーグワン1部第2節第1日(16日、横浜24―22トヨタ、日産ス)昨季3位の横浜はトヨタに24―22で競り勝ち、今季初勝利を挙げた。横浜の南アフリカ代表SHファフ・デクラーク(32)、トヨタのニュージーランド(NZ)代表SHアーロン・スミス(35)ら世界的スターの競演となった一戦は、レギュラーシーズン最多となる3万超の観客で沸いた。相模原はBR東京を25-17で破って開幕2連勝。昨季王者の東京ベイは三重に75―0で大勝し、1勝1敗とした。
デクラークvsスミス。日本時間10月29日のW杯フランス大会決勝で激突したSH2人が、48日後に日本で再対決。日産スタジアムにはリーグワンのレギュラーシーズンで初めて3万を超える3万1312人のファンが押し寄せた。
いきなり2人がぶつかり合ったのが開始2分。左タッチライン際で持ち出した横浜のデクラークを、トヨタのスミスが好タックルで外に押し出した。後半には密集戦で相手ボールを奪おうとしたスミスに、デクラークが体をぶつけて阻止。珍しいSH同士の密集対決も見られた。
「アーロンとの対戦はいつもチャレンジ。長年戦っているので、彼とは戦友のような気持ちだ」とデクラーク。試合は南アフリカでも生中継され、余計に気合が入っていた。