故郷の沖縄料理に夢をかけるヒロインとその兄妹らの家族愛を描き、9月30日に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の特別番組「ちむどんどんスペシャル」が11月に放送されることが13日、発表された。比嘉家の4兄妹が撮影を振り返る特別トーク「四兄妹ゆんたく」に加え、歌子の智への長年の想いを描いた「歌子慕情編」、賢秀がビッグなビジネスを夢見ていた頃を描く「賢秀望郷編」の2本のスピンオフドラマも放送する。
11月6日にBS4Kで先行放送され、BSプレミアム、BS4Kでは12日に放送される。脚本は羽原大介氏と本編の脚本協力を務めた新井静流氏。演出は内田貴史氏と田中陽児氏が務める。制作統括は小林大児氏、藤並英樹氏。
★「ちむどんどん」スピンオフあらすじ
「歌子慕情編」(45分) 暢子(黒島結菜)の妹・歌子(上白石萌歌)の物語。時は1972年、暢子が東京へ去った後、優子(仲間由紀恵)、良子(川口春奈)とともにやんばるに残った歌子。ずっと幼なじみの智(前田公輝)を思い続けていた歌子だったが、ひょんなことから智の豆腐店を手伝うことに。そして歌子の前に東京から来た少女・凛(布施愛織)が現れて恋のアドバイスを始める。
「賢秀望郷編」(45分) 暢子(黒島結菜)の兄・賢秀(竜星涼)の物語。時は1975年、賢秀は久しぶりに故郷やんばるに帰り、優子(仲間由紀恵)や歌子(上白石萌歌)に迎えられるが、良子(川口春奈)にいつものように意見をされて面白くなく…。一念発起して東京にやってきた賢秀は、鶴見で千恵子(筧美和子)と出会う。真面目に働いて千恵子と結ばれることを夢見るが…。
【放送予定】 <BS4K先行放送>11月6日(日)12:00~13:59<BSプレミアム、BS4K>11月12日(土)21:00~22:59
【四兄妹ゆんたく】<出演>黒島結菜、竜星涼、川口春奈、上白石萌歌
【スピンオフドラマ】<脚本>羽原大介、新井静流<演出>内田貴史、田中陽児 ▼「歌子慕情編」<出演>上白石萌歌、仲間由紀恵、川口春奈、黒島結菜、前田公輝、布施愛織、山路和弘 ほか<語り>上白石萌歌 ▼「賢秀望郷編」<出演>竜星涼、仲間由紀恵、川口春奈、黒島結菜、上白石萌歌、筧美和子、山中崇、髙嶋政伸、原田美枝子 ほか<語り>ジョン・カビラ
【制作統括】 小林大児、藤並英樹
朝ドラ通算106作目となる今作は、本土復帰から50年の節目を迎える沖縄が舞台のオリジナル作品で、「ちむどんどん」は「心がわくわく、ドキドキする」という意味の方言。女優の黒島結菜がヒロイン・暢子を演じ、脚本は「マッサン」の羽原大介氏、語りはタレントのジョン・カビラが務める。主題歌は沖縄県出身の歌手、三浦大知が今作のために書き下ろしたオリジナル曲「燦燦(さんさん)」。