東京五輪で柔道男子73キロ級2連覇を果たした大野将平(旭化成)のグランドスラム(GS)ウランバートル大会(24~26日)の欠場が20日、全日本柔道連盟から発表され、旭化成の吉田優也監督は「試合ができるレベルまで状態を上げられなかった」と説明した。
30歳の大野は東京五輪以降、国際大会に復帰していない。同監督によると、7~8月に欧州とアジアで開かれる大会の出場は未定だという。
大野は代表に選ばれた9月の杭州アジア大会が延期となり、GS大会出場を決めた。今月は男子81キロ級で東京五輪金メダルの永瀬貴規(旭化成)とともに東京で合宿を行うなど調整したが、吉田監督は「準備期間が短かった」と語った。