ロッテ・荻野貴司(34)が25日、本拠地ZOZOマリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、単年契約で3300万円増の年俸7800万円でサインした。
「開幕最初はスタメンではなかったけど、そこから今は少しできすぎたかなとも思います。しっかりと自信にして、すべての面で今年の成績を上回れるようにしたい」
10年目の今季、初めて規定打席に到達。自己最多125試合に出場し、リーグ3位の打率・315をマークした。入団時から高い運動能力を持ちながら度重なる故障に泣き、十分に力を発揮できずにいたが、今季は腰痛による離脱1回だけで、いずれもキャリアハイの160安打、10本塁打、46打点、28盗塁。不動のリードオフマンとして、西武・秋山と並ぶ12球団トップ5本の初回先頭打者本塁打を放った。
苦しんで10年、7月にはオールスターにも初出場。ゴールデングラブも初受賞した。今季獲得した国内フリーエージェント権は行使せず、残留を決めた。来季はソフトバンクからFAで福田秀が加入。井口監督は荻野、福田の1、2番構想を掲げており、荻野も「投手も福田選手に集中すると思うので、その隙を狙っていったり、逆に僕が走ることで福田選手を助けることもできる」と最強コンビ結成に意欲を見せた。