さらば、メッセ! 阪神は13日、ランディ・メッセンジャー投手(38)が今季限りで現役引退すると発表した。同日に本人から申し入れがあり、了承した。来日10年目の今季は13試合の登板で3勝7敗、防御率4・69と不振。7月に右肩痛を発症し、復活を目指して2軍で調整していたが結果が出ず、決断した。近日中に引退会見を行う見通しだ。
またしても虎に激震が走った。鳥谷、掛布SEAの退団に続き、メッセンジャーが現役引退。この日午前、自ら申し入れて球団が了承した。2010年から10シーズンも虎投の中心として腕を振り続け日本人となった右腕が、マウンドを降りることになった。
「『思い通りにならない』と。もう一度、1軍のマウンドに立ちたいと米国に戻って治療もしてベストを尽くしてくれたのですが、きのう(12日)結果が出なくて。潔くユニホームを脱ぎたいと申し出があり、これまでの功労にも感謝しつつ認めたということです」
谷本球団副社長兼球団本部長がナゴヤドームでの中日戦の前に、本人の気持ちを代弁した。
メッセンジャーはこの日午前、鳴尾浜を訪れ、決断を伝えた。谷本副社長は出張で、球団の国際担当スタッフが対応。甲子園の室内で全体練習の指揮を執っていた平田2軍監督は「次の登板とかは何も話してない」と話していただけに、急転直下の出来事だった。