「第69回NHK紅白歌合戦」が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、サザンオールスターズが最終歌唱者として35年ぶりに紅白の会場に登場。「希望の轍」と「勝手にシンドバッド」を歌唱し、桑田佳祐(62)は歌手の松任谷由実(64)にキスされ、センセーショナルな胸騒ぎの腰つきで乱舞。さらに北島三郎(82)にマイクを向けるなど大暴れだった。サザン祭りで盛り上げた平成最後の紅白は白組が圧勝。通算成績は38勝31敗となった。
年越しまであと20分。デビュー40周年の節目を迎えた国民的バンドが、笑い満載のステージで平成の集大成を表現した。
大トリを務めた白組の嵐の後、サザンは特別枠で登場。代表曲「希望の轍」とデビュー曲「勝手にシンドバッド」の2曲を歌い、「勝手に-」では出場歌手がステージに集結する中、桑田はサビの♪今 何時?で、北島の前にひざまずいてマイクを差し出し「サブちゃ~ん!」と絶叫するや、大御所とガッチリ握手して沸かせた。
その時点で会場のボルテージはMAXに見えたが、想定外の共演で観客は大熱狂。ノリノリの桑田に感動したユーミンがほおにキッス。桑田も興奮し、「ララララララ、ユーミンさん」とメロディーにのせて歌い、松任谷も「ララララララ、桑田くん」と返すなどアツアツだった。さらに2人で体を密着させ、♪胸騒ぎの腰つき…と歌いながら断続的に腰を振るなどNHKらしくない?センセーショナルなパフォーマンスを展開。歴史的コラボに出演者も驚き、会場は大歓声に包まれた。