嵐の松本潤(34)が20日、西日本豪雨で甚大な被害を受けた広島、愛媛の2県を訪問。避難所に足を運び、「まだまだ暑いですが乗り切ってください」と被災者を激励した。2011年の東日本大震災後、毎年開催するイベント「嵐のワクワク学校」の収益から、岡山を加えた3県に対し、義援金各5000万円を寄付。同イベントからの寄付の総額は20億円に達した。
「やばい!!」「かっこいい!!」。突然の国民的アイドルの登場に、被災者の笑みが広がった。松本はこの日午後、避難所となっている広島市立矢野南小を訪問。幼児を抱えた主婦や、子供たちの写真撮影やサインに気さくに応じ、「まだまだ暑いですが、乗り切ってください」と励ました。
午前中には広島県庁を訪問。湯崎英彦知事(52)に義援金5000万円の目録を手渡した。湯崎知事は「嵐の皆さんの気持ちをいただけるのは勇気づけられる」と感謝。メンバーを代表して現地入りした松本は「メンバーと一緒に何ができるのかをずっと考えていた。一刻も早く平常の生活に戻れるようできることをやっていきたい」と今後の支援を約束した。
夕方には、愛媛県庁で中村時広知事(58)と面談し義援金5000万円の目録を贈呈。岡山県にも同額を贈呈したものの訪問はできず「後日、嵐のメンバーの誰かが伺うように調整している」とした。
嵐は、東日本大震災後からチャリティーイベント「嵐のワクワク学校」を毎年開催し収益の一部を被災地に寄付。16年以降は熊本地震の被災地にも寄付している。
今回の3県への義援金を合わせ、11年からの8年間で総額20億円に。国民的グループの物心両面の支えは、被災者の大きな力になっている。