阪神・掛布雅之2軍監督(62)が10日、球団が今季限りでの退任を明らかにしたことを受け、鳴尾浜でのウエスタン・ソフトバンク戦を前に取材に応じた。
「(退任は)そういうことです。2軍でありながら、毎日(球場に)足を運んでいただくファンの方が、顔も覚えるくらいにおられて、連日、(鳴尾浜の)席が埋まるくらいの形で、すばらしい舞台を作ってくれた。ファンの方の目の力が選手を育ててくれたともいえると思います。僕ら、コーチがやる以上に」と虎党へ感謝した。
8日に球団から2年の契約満了を通告され、ユニホームを脱ぐことになった。同日、報道陣に対応した四藤球団社長は今後について「ちょっとまだ正式には決まっておりませんけれども、オーナー付きアドバイザー的な立場での協力を、要請させていただいているところです」と明かしており、掛布2軍監督は「その辺りははっきり聞いていないので。シーズンはファームも続くし、上も非常に厳しい戦いが続く。時間がありますので、球団に迷惑をかけるつもりもありませんので、いい時間のときに話ができれば。僕は時間が空くわけですので」と話すにとどめた。