--その後は
「25歳のときに40歳くらいの男性と出会って、そのときに初めて男の人に腕枕をしてもらったんですよ。その瞬間、パッとパズルがかみ合うような感覚に襲われて…。『あっ、オレはこれ(ゲイ)や』って。僕の場合は母ひとり子ひとりの母子家庭で、父親の愛情をもらってなくて、昔から男の人との接し方が分からなかったんですよ。その反動で男性への興味が強くなったのかも…」
--なかなかゲイをカミングアウトできかった
「今はゲイに対してオープンな雰囲気だけど、当時はそこまでじゃなかった。だから、ゲイバーに行くときには本名(奥村和宏)ではなく、芸名みたいなものを名乗るのが風習だったんです。それで、今の芸名『ユーマ』を名乗ったんです」
--芸名の由来は
「中学2年のときの初恋の男子の名前です」
--カミングアウトのきっかけは
「25歳くらいのときに上京して、いろんな人との出会いもあって4年前から新宿2丁目でお店(現在は『bar nagomi』と『パニックハウス』の2店を経営)を始めました。接客するうちに、私がオネエなんてほかの人にとっては関係ないことだし、これからはひけらかしていこうかな、という思いになって…。自然体で生きる方が新たなネットワークもできるだろうし、それからカミングアウトするようになりました」
--芸風は
「オネエショートコントです。ネタはどうしてもお下ちゃん(下ネタ)になりますけど(笑)」