山梨知事選 長崎氏が公約発表 「攻めの県政で補助金拡大」

 来年1月27日投開票の知事選に自民党推薦で立候補を予定する元衆院議員の長崎幸太郎氏(50)は6日、甲府市内で選挙公約を発表した。

 「停滞から前進へ!」を掲げ、9年後に開業予定のリニア中央新幹線などを念頭に、政府与党とのパイプなどを生かし、補助金拡大を目指すなどとした。

 長崎氏は、人口82万人の本県への今年度の国の補助金が479億円とした上で、「人口68万人の島根県を250億円も下回る」と指摘。その上で「現県政は『待ちの県政』だが、私は『攻めの県政』で必要な資金を取りに行き、停滞から抜け出す」と強調した。

 さらに、中部横断自動車道のトンネル工事遅延で追加された県負担の約100億円について、「総務省に本県に配分する地方交付税を増やす制度改正を求め、削減したい」とし、県費削減への意欲を強調した。

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