吉田新統幕長の人事、閣議了承 陸幕長・空幕長も交代

吉田圭秀氏
吉田圭秀氏

浜田靖一防衛相は22日の閣議で、自衛隊制服組トップの統合幕僚長に吉田圭秀(よしひで)陸上幕僚長(60)、後任の陸幕長に森下泰臣(やすのり)東部方面総監(57)、航空幕僚長に内倉浩昭航空総隊司令官(58)をそれぞれ起用する人事を報告し承認された。発令は30日付。

吉田氏は東大工学部卒。昭和61年に陸上自衛隊へ入隊し、北部方面総監などを経て令和3年3月に陸幕長に就任した。統幕長に防衛大学校出身者以外が就くのは初めてとなる。

浜田氏は閣議後の記者会見で、人事の意図について「戦後最も厳しく複雑な安全保障環境の中で、防衛力の抜本的強化に向けた取り組みを推進するという観点から行った」と説明した。

山崎幸二統合幕僚長と井筒俊司航空幕僚長はそれぞれ退職する。

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