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独、レオパルト2の供与発表 12カ国が計100両、米主力戦車は30両と報道

ドイツ製主力戦車レオパルト2=2011年9月、ドイツ・ミュンスター(AP=共同)
ドイツ製主力戦車レオパルト2=2011年9月、ドイツ・ミュンスター(AP=共同)

ドイツ政府は25日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、自国の主力戦車レオパルト2を14両供与すると発表した。ポーランドなど保有国による提供も承認。ウクライナ軍への訓練をドイツで速やかに開始する。

米ABCテレビは、12カ国がレオパルト2を計100両供与する見通しとなったと報道。米主要メディアは24日、米国が米軍の主力戦車エイブラムスを供与する方針を固めたとし、約30両を送ると25日にも発表する可能性があると伝えた。

【動画】独がレオパルト2のウクライナ供与を「決定」、他国の再輸出も許可 米も主力戦車供与へ

ドイツ南部バイエルン州で演習に参加する米軍の主力戦車エイブラムス=2022年6月(ゲッティ=共同)
ドイツ南部バイエルン州で演習に参加する米軍の主力戦車エイブラムス=2022年6月(ゲッティ=共同)

ドイツは戦火が拡大し北大西洋条約機構(NATO)に及ぶことを恐れ、供与に慎重だったが、方針転換した。

エイブラムスが戦場に届くまでには数カ月から数年かかる見通し。運用には高度な技量を要するため、ウクライナ兵の訓練が不可欠で、実際の投入がいつになるかは不明だ。(共同)

米軍の主力戦車エイブラムス=2021年3月、ラトビア・アダジ(ロイター=共同)
米軍の主力戦車エイブラムス=2021年3月、ラトビア・アダジ(ロイター=共同)
米軍の主力戦車エイブラムス=2016年11月、米コロラド州(ロイター)
米軍の主力戦車エイブラムス=2016年11月、米コロラド州(ロイター)

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