動画

道路も線路も走るDMV 徳島で世界初の営業運行開始

阿波海南~海部間を鉄道モードで走行する阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)(左)。関係者や詰めかけた人々に見送られながら出発した(右)。線路と道路の両方を走ることができる=25日午後、徳島県海陽町(恵守乾撮影)
阿波海南~海部間を鉄道モードで走行する阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)(左)。関係者や詰めかけた人々に見送られながら出発した(右)。線路と道路の両方を走ることができる=25日午後、徳島県海陽町(恵守乾撮影)

徳島県海陽町の第三セクター、阿佐海岸鉄道は25日、道路と線路の両方を走れる「デュアル・モード・ビークル(DMV)」と呼ばれる車両の営業運行をスタートさせた。同社によれば、本格的な営業運行は世界初。

同社のDMVはマイクロバスを改造。道路用の四輪に加え、線路用の車輪が底部に付いている。乗客の定員は座席18人、立ち席3人の計21人。

運行区間は約50キロで、阿波海南(あわかいなん、海陽町)と甲浦(かんのうら、高知県東洋町)の約10キロ区間は「鉄道モード」で線路上を走行する。それ以外の室戸岬(同県室戸市)を巡る場所などでは、鉄道用の車輪を収納し「バスモード」で道路を走る。3台で、1日当たり上下計13~15便程度の運行となる。

初日の第1便は午後0時半すぎ、阿波海南文化村(海陽町)からバスモードで高知県方面へ発車した。

■バスが線路を走る世界初のDMVの乗り心地

会員限定記事会員サービス詳細