総裁選 二階派は自主投票、決選投票は結束目指す

自民党の二階俊博幹事長=16日午後、国会内(春名中撮影)
自民党の二階俊博幹事長=16日午後、国会内(春名中撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)をめぐり、二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会、47人)は16日の会合で、自主投票とする方針を確認した。1回目の投票で過半数に達した候補が不在で決選投票になった場合は、派所属議員の意見を聞いた上で結束して行動する方向で調整する。

出席者によると、河村建夫元官房長官は会合で「総裁選はそれぞれの信念に基づいて投票しよう。ただ、決選投票になった場合は、まとまって行動していきたい」と呼びかけた。これに続いて二階氏は「河村氏の言った通り」と述べたという。

二階派をめぐっては、若手議員を中心に河野太郎ワクチン担当相を推す声が強い一方で、高市早苗前総務相の選挙対策本部に入った議員がいるなど、支持候補の一本化が困難な状況となっていた。

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