江崎鉄磨沖北相が辞任へ 後任に福井照氏

 安倍晋三首相は27日、健康問題で職務続行が難しいとして江崎鉄磨沖縄北方担当相の辞任を認め、後任に自民党の福井照国際局長(衆院比例四国)を充てる人事を決めた。認証式は同日夕、皇居で行われる。

 福井氏は東大工学部卒、建設省出身で当選7回。今回が初入閣となる。江崎氏と同様に、自民党の二階俊博幹事長が会長を務める二階派に所属している。二階氏の外遊に同行したほか、国土強靭(きょうじん)化などの政策面でも二階氏をサポートしてきた。

 江崎氏は19日夜に軽い脳梗塞の疑いで都内の病院に検査入院し、24日にいったん退院したが、26日に再入院。20日から公務を取りやめていた。

 菅義偉官房長官は26日の記者会見で「さらなる検査のために再び入院しており、今後1週間程度の入院加療および在宅療養が必要だと報告を受けている」と説明していた。

 江崎氏が所属する自民党二階派の二階俊博幹事長は26日の記者会見で「全ては任命権者が決める問題だ」と述べ、江崎氏の進退を首相の判断に委ねる考えを示していた。

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