民進・野田佳彦幹事長「早く辞めた方がご自身のため」 当選同期・江崎鉄磨沖北相に苦言

記者団に囲まれ官邸に入る江崎鉄磨沖縄北方担当相=7日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)
記者団に囲まれ官邸に入る江崎鉄磨沖縄北方担当相=7日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 民進党の野田佳彦幹事長は7日の記者会見で、江崎鉄磨沖縄北方担当相の「役所の原稿を朗読する」などの発言をめぐり、江崎氏が一度は入閣の打診を固辞した経緯に触れ「もともとやる気がないのだから、早く辞めた方がご自身のためになる」と苦言を呈した。

 野田、江崎両氏は平成5年の衆院選で初当選した同期。野田氏は旧日本新党、江崎氏は旧新生党から出馬し、後に旧新進党でともに活動したこともある。野田氏は会見で「江崎氏は極めて正直な人。だから正直に(打診を)断ったのだろう」と指摘した。

 江崎氏は5日、愛知県内で記者団に「(国会答弁で誤った発言をしないよう)しっかりお役所の原稿を読む。立ち往生より答弁書の朗読かな」と述べた。北方領土問題についても「素人は素人。皆さんのいろんな知恵で色を付けてもらうことが一番大切」と発言していた。

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