福鉄とえち鉄、いろいろ変わります 福井

 ■ダイヤ改正/駅ナンバリング導入/4駅の名称変更

 福井鉄道とえちぜん鉄道は、3月25日のダイヤ改正と、訪日外国人らにわかりやすくするため各駅に番号などを割り振る「駅ナンバリング」の導入、えち鉄三国芦原線4駅の名称変更を発表した。

 ダイヤ改正で、福鉄は福武線越前武生発福井駅行きの始発電車を24分繰り上げ、5時40分越前武生発、6時29分福井駅着とし、6時50分にJR福井駅を発車する金沢行き特急「ダイナスター3号」に接続できるようにする。朝夕の時間帯では越前武生発田原町行きの普通電車の福井駅(駅前線)への乗り入れ本数を8本増やし、福井駅への利便性を高めるほか、朝のラッシュ時間帯の上下電車の一部の時刻を見直し接続改善などを図る。

 駅ナンバリング導入では、鉄道会社に対応したアルファベットと番号を、ホームの駅名看板や時刻表などに表示する。北陸での導入は初めてという。福鉄はアルファベットの頭文字「F」と駅の番号を緑色の輪の中に表示。越前武生駅は「F0」、福井駅は「F22」などとなる。えち鉄は「E」と駅の番号を青色の輪の中に表示し、福井駅は「E1」、勝山駅は「E23」などになる。

 えち鉄の駅名変更は、坂井市を通る三国芦原線の「太郎丸」がエンゼルランドふくい(県児童科学館)に近いため「太郎丸エンゼルランド」、「西春江」が「西春江ハートピア」、「西長田」が「西長田ゆりの里」と駅近隣の施設の名称を加える。「下兵庫」は、法相宗大本山興福寺(奈良市)の荘園が平安時代に坂井市の兵庫地区にあったことなどから「下兵庫こうふく」の名称に変更。同市からの要望を受けて改称する。

 同市はダイヤ改正日の3月25日に記念車両の運行と看板の除幕を行う。

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