世界遺産・二条城(京都市中京区)の北大手門(重要文化財)から続く壁に直径数センチの円形のくぼみが約40個できていることが6日、わかった。市ではボールをぶつけられた可能性もあるとして、京都府警に相談するとともに、文化庁に報告し、修復方法などについて検討するとしている。
壁のくぼみは2日に二条城事務所の職員らが発見。高さ約3・3メートルの石垣の上にあるしっくいの壁に幅約9メートルにわたってつけられており、ゴルフボールのような跡のあるくぼみもあったという。
北大手門付近は立ち入り禁止となっているほか、昼間は門のそばに警備員も常駐している。くぼみがいつできたかはわからないが、かなり時間がたっているものもあるという。
二条城は、慶長8(1603)年に徳川家康が築城。二の丸御殿が国宝に指定されている。