滋賀県草津市のJR南草津駅-立命館大びわこ・くさつキャンパス間で、来年4月から運行予定の連節バスの愛称が「JOINT LINER(ジョイント・ライナー)」に決まり、市が発表した。合わせて車体のデザインも公開された。
市が今年10月から11月にかけて広報紙やホームページでバスの愛称を募集したところ、全国から403点の応募があった。
市や運営会社の近江鉄道(同県彦根市)でつくる選定委員会が選考した結果、「人と人、まちとまち、地域と地域を連結バスが結んで(ジョイントして)ほしい」という思いを込めた同県東近江市の主婦、田中加奈子さん(31)の案が選ばれた。また、近江鉄道が決めた車体のデザインも合わせて発表され、黄色をベースに、風に舞う若葉を表現している。
連結バスの定員は130人程度を予定。乗降客が多い南草津駅でのバス利用者の混雑解消、定時性確保などをねらい、市議会6月定例会で導入が決定した。運行は県内では初めて。