暴力団隠しクレジットカード詐取 容疑で山口組系組長ら逮捕 兵庫県警

 暴力団の身分を隠し、クレジットカードをだまし取ったなどとして、兵庫県警暴力団対策課と西宮署は22日、詐欺容疑で、京都市山科区大塚中溝の指定暴力団山口組系組長、加茂輝幸(46)と、同市南区上鳥羽山ノ本町の中古車販売会社社長、手島正幸(44)の両容疑者を逮捕した。いずれも容疑を否認している。

 逮捕容疑は共謀し、平成17年、組員の利用を禁止しているクレジットカード会社から、身分を隠して加茂容疑者名義のカードを契約してだまし取り、同社が暴力団排除条項を設けた21年以降もカードを更新して退会しなかったとしている。

 同課によると、カードは手島容疑者の会社から金が引き落とされるようになっており、加茂容疑者は20~26年の間に飲食やゴルフなどで約1400万円を利用していたという。

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