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元ジャニーズJr.加藤冠が“月影禅”として作家デビュー

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 子役を経てジャニーズJr.としても活躍した現役高校生作家・加藤冠が18日、作家“月影禅”として先月27日に発売した初の単行本『ジョニー・ゲップを探して』の発売記念サイン会を都内で行った。アイドル時代の中学3年間の環境から一変、類まれなる才能で出版関係者をうならせている16歳の加藤は「最後は街の哲学者になりたい」と目標を掲げる一方、「次回作の執筆中で、夏休みの宿題がほとんど終わってない…」と学生らしい悩みも告白。新進気鋭作家として、高校生として16歳の“未来の大器”に迫る。

『ジョニー・ゲップを探して』刊行記念イベントを行った、月影禅 (C)ORICON DD inc. 

『ジョニー・ゲップを探して』刊行記念イベントを行った、月影禅 (C)ORICON DD inc. 

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 小学1年生からNHK東京放送児童劇団で活動後、ジャニーズ事務所に所属し活動していた加藤は「主にコンサートの1コーナーでMCをよくやらせて頂いたのですが、実は進行台本はほとんど自分で作っていたりしてました」と以前より“執筆業”に携わっていたという。実父の加藤厚氏は時代小説作家として活躍しており「自然に自宅は、本で溢れてました。僕が作家を目指したのも、代々継いでいく“家業”みたいなもの。でも、文章を書いて仕事をすることには憧れもありましたし、夢がかなったのは本当に嬉しいですね」とハニかんだ。

 表現者として「最初はドラマとかに出させて頂き、視聴率1%=およそ100万人、ジャニーズにいた頃は舞台で数万人に、今は小説家として数千人に伝える。言わば伝えていく幅はどんどん狭まってきているんですけど……」と笑いを交えつつ、最後は「街の哲学者になりたい!」と力説。「好きなのはギリシア神話。僕はあれが理にかなった喜劇だと思うんですよね。あと、哲学本もよく読むし(夏休みに入って)40〜50冊は読破しましたよ」と熱弁が続く。

 今回のデビュー作は、浅草を舞台に芸人を目指す高校生を主人公に、小学校低学年から書き溜めていたというコントやお芝居モノを合体させて完成させた“青年小説”だが、出版関係者は「普段は、普通の高校生。オン・オフの使い分けが本当に素晴らしいし、特にオフの時に執筆するのでそのギャップも魅力的ですね」と絶賛する。

 スポーツ界では昨今、10代の若手選手による華々しい活躍が連日報道されるなか、出版関係者は、加藤が作家界の“未来の大器”になる可能性を示唆する。「通常、小説家志望には色々な経験や言い回しが必要。最低でも30代になってから執筆活動をするよう勧めるのですが、彼の場合は違った。作家としての“起承転結”がずば抜けて上手い。お父さんの影響は少なからず受けているでしょうが、それだけではない大きな“才能”を感じます」。

 加藤は「サイン1人につきバク宙を披露する!」とインパクトの強い強烈なプロモーション方法も提案。関係者は「本を読まない若者が増えていますが、彼の活躍で少しでもそれが解消できるよう目指すだけでなく、業界全体で彼をしっかり育てていかなければならない責務を感じますよね」と育成側も気を引き締める。

 もっとも、デビュー作は過去の経歴をまったく使わず「動画サイトで一度、告知しただけ」と完全に“口コミ勝負”に出ているが、すでに年内に次回作を出版することが決定。もちろん、売れっ子作家になるには小説だけでなく各種雑誌での連載を多数抱えることになるが「今は、1ヶ月に1作品完成できればいい方。連載は様子を見ながら依頼を受けさせたい」(前出関係者)という。

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