俳優・渡辺裕之の遺作となった映画『僕らはみーんな生きている』（12月下旬公開予定）に、西村和彦が出演していることが明らかになった。1990年代に大正製薬の栄養ドリンク剤「リポビタンD」のCMで共演した渡辺と西村が再タッグ。二人の関係が物語の鍵を握ることになる。

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　本作は、2019年に放送されたフジテレビ・月9ドラマ『シャーロック』出演以降、俳優として活躍の幅を広げるゆうたろうの映画初主演作。小説家志望の主人公・宮田駿（ゆうたろう）は、上京して、とある商店街にある弁当屋でアルバイトを始めるが…。気さくな弁当屋の女店主・児玉ゆり子役を桑原麻紀、バイト仲間の小坂由香役を『仮面ライダーゼロワン』の鶴嶋乃愛が務め、商店街会長・佐伯順平役で渡辺が出演する。

　ある日、駿は由香とともに、ゆり子の秘密を知ってしまう。それは、商店街会長の佐伯とゆり子による、商店街全体を巻き込む残忍な計画だった。行動を起こすことのできない自分たちに悶々としつつも、秘密を共有する二人の距離は次第に縮まっていく。大人たちの闇と、現代の若者との対比を、皮肉にも冷酷に描いた作品。

　江越京太郎役を演じる西村は「台本の段階でゾクッとする感じを覚えました。何気ない日常の中に潜む恐怖と悪心、そして葛藤...その狂気の一端を演じております。ご期待ください」とコメント を寄せている。

　ほかに、ミスターちん、仁科亜季子、松尾潤、元HKT48の兒玉遥、園田あいかなどが出演する。

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