人気グループ・King ＆ Princeの永瀬廉が主演を務めるNHK総合の土曜ドラマ『わげもん〜長崎通訳異聞〜』（2022年1月8日スタート 後9：00〜 全4回）の主な出演者が発表された。

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　舞台は嘉永2（1849）年。ペリーの黒船来航まで、残すところ4年。オランダ以外の西洋列強、アメリカ、イギリスなど諸外国の影が年々色濃くなり、長崎は波乱の時代を迎えていた。通詞たちには「早急に英語を学べ！」の大号令が下される。そんな長崎に、通詞だった父の失踪の謎を追って江戸からやってきたのは、永瀬が演じる伊嶋壮多（いじま・そうた）。たぐいまれな語学センスと好奇心を持つ壮多は、名通詞・森山栄之助の英語塾で学ぶことになる。

　今回は壮多が長崎で出会う人たちとなるキャストが発表。代々通詞の家に生まれ、才能を発揮する有能なオランダ語通詞・森山栄之助（もりやまえいのすけ）に小池徹平。唐人を父に持つ芸妓見習いの少女・トリに久保田紗友。通詞の卵だが語学は苦手。熱くなりやすい性格の大田清十郎（おおたせいじゅうろう）に浅香航大。…トリの友達で、オランダ人を父に持つ青年・未章（みしょう）にトラウデン都仁。

　事件の捜査にあたる同心・滝口修二郎（たきぐちしゅうじろう）に平山祐介。長崎奉行所の船掛（ふながかり）として、海上での交渉を任されている役人・白井達之進（しらいたつのしん）に宮川一朗太。オランダ人の父を持つ女医・えまに浦浜アリサ。オランダ商館の勝手方として、オランダ船の交易や出島の出納を取り仕切るヤンセンに村雨辰剛。置屋『柳屋』に居候し、医師の真似事やオランダ語を教えるなどしながら、よろず相談を受けている不思議な男・神頭有右生（こうずゆうせい）に高嶋政宏。

　大通詞で清十郎の父・大田崇善（おおたそうぜん）に本田博太郎。オランダ通詞全体のまとめ役・年番通詞の杉原尚蔵（すぎはらしょうぞう）に矢島健一。江戸から赴任している長崎奉行・井戸対馬守覚弘（いどつしまのかみさとひろ）に石黒賢。長崎に生まれ、赴任してくる代々の長崎奉行の家老をつとめて、その辣腕（らつわん）をふるっている周田親政（すだちかまさ）に武田鉄矢。そして、語りはクリス・ペプラーが務める。

　制作統括の内田ゆき氏（NHK大阪拠点放送局 チーフ・プロデューサー）は「長崎の街に飛び込んだ壮多にとっては、全てが未知との遭遇。たくさんの出会いが壮多を変えていきます。濃いめの個性の持ち主が満載のこの物語、ふさわしい方々に集まって頂けました。長崎ことばや英語・オランダ語などたくさんのチャレンジをお願いしましたが、期待を超えて個性を発揮されています。そして時代劇にクリス・ぺプラーさん！みなさんが彩る、『わげもんワールド』をお楽しみに」とコメントを寄せた。