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『名探偵コナン』完全新作TVアニメ放送 第1話で描かれなかった新エピソード

 テレビアニメ放送20周年を迎えた『名探偵コナン』の完全新作スペシャル版『名探偵コナン エピソード“ONE” 小さくなった名探偵』が今冬、日本テレビ系で放送されることが明らかになった(放送日時は未定)。1996年1月8日に放送された同作の原点、高校生探偵の工藤新一が「江戸川コナン」になってしまった第1話「ジェットコースター殺人事件」を原作者・青山剛昌氏の全面監修の下、2時間のスペシャル版として蘇らせる。

アニメ『名探偵コナン エピソード”ONE” 小さくなった名探偵』 の放送が決定(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 2016

アニメ『名探偵コナン エピソード”ONE” 小さくなった名探偵』 の放送が決定(C)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 2016

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 「ジェットコースター殺人事件」は工藤新一と幼馴染みの毛利蘭が遊園地でデート中に事件に巻き込まれるというストーリー。2人がジェットコースターに乗っている最中に殺人事件が発生。新一はジェットコースターの殺害トリックを暴いて事件を解決するが、その後怪しい雰囲気漂う黒ずくめの男の後をつけ、闇の取り引き現場を目撃する。取引を見るのに夢中になっていた新一は、もうひとりの男に背後から殴られ、組織が新開発した毒薬「アポトキシン4869」を飲まされ…、目覚めると子供の姿になっていたという展開だ。

 今回のスペシャル版では、第1話で描ききれなかったそれぞれのキャラクターたちの行動や気持ちなどのディテールを肉付け。全く新しい物語へと生まれ変わる。黒ずくめの組織に従い、毒薬を開発するシェリー(灰原哀)らも新たに登場。

 また、コナンと出会う前の少年探偵団や阿笠博士、コナンが家に転がり込む前の毛利小五郎、また新一と蘭が運命の遊園地でデートする事になった理由など、これまで謎に包まれていた部分もしっかり描き、その後の800話以上の物語に繋がる伏線も随所に張り巡らせていく。

 読売テレビの諏訪道彦プロデューサーは「今回はアニメコナン20周年企画の締めくくりとして、20年前にはお見せできなかった部分を含めすべて新作2時間スペシャルとして視聴者のみなさまにお届けします」と説明。「特に後に灰原哀となる黒ずくめの組織の一員・シェリーの研究する薬の秘密や、その組織が狙う本当の目的など、期せずして『名探偵コナン』ストーリーの核心となっていくことになる、まだ誰も知る由もない事実は、見る人の興味を強く引き付けることになるでしょう」と見どころを熱く語っている。

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