ゆかりの偉人像佐賀市に 等身大の鍋島直正、大隈重信ら25体
17日に開幕する「肥前さが幕末維新博覧会」を前に、維新期に活躍した佐賀ゆかりの偉人の像25体が佐賀市の中央大通りに設置された。3日に除幕式があり、偉人の子孫や近くの勧興小の児童ら115人が出席して功績をたたえた。
等身大の像はアルミ製で佐賀大教授ら全国の造形作家7人が制作。県がJR佐賀駅から県庁までの約1・5キロの計9カ所に略歴の説明文とともに設置した。
駅前まちかど広場には、10代佐賀藩主の鍋島直正や早稲田大を創設した大隈重信などの10体が並ぶ。藩校の弘道館で学んだ枝吉神陽、島義勇、佐野常民が議論する様子も再現された。
式典では、山口祥義知事が「150年前のいろんな思いが現在に息づいている。25人を顕彰し、思いをはせて県がどう進むべきかのヒントにしたい」とあいさつ。出席者が合図と同時に幕を外すと風船が舞い上がり拍手が湧いた。
=2018/03/04付 西日本新聞朝刊=