スポーツくじ売り上げ、過去最高に 21年度1131億円
日本スポーツ振興センター(JSC)は29日、2021年度のスポーツ振興くじの売り上げが過去最高の約1131億円になったと発表した。これまでは16年度の約1118億円が最高だった。1等最高12億円の「メガビッグ」と同6億円の「ビッグ」が好調に推移したことを要因とした。
テレビCMなどの広告宣伝で認知度向上を図り、新型コロナウイルスの影響を受けたが、約1017億円だった前年度より安定的に試合が開催されたことも後押しした。収益は地域のスポーツ施設整備などに充てられる。
サッカーのJリーグなどを対象とするスポーツ振興くじの売り上げは18年度に1千億円を下回ったが、20年2月にメガビッグを販売して復調。今秋にはバスケットボール男子Bリーグの新たなくじの販売開始を目指している。〔共同〕