北九州空港の延伸滑走路、27年8月に運用開始
北九州空港の滑走路が3000メートルに延伸される時期が2027年8月31日に決まった。北九州市の武内和久市長が30日、運用開始予定日として国が告示したことを明らかにした。これまでは27年度中とされていた。現在から500メートル延びることで、大型機が欧米向けに貨物を満載して運航できる。武内市長は「思っていたより早い時期になった。北部九州のゲートウエーとして物流機能を果たしていく」と話した。
北九州空港は06年に開港した。海上にあり24時間離着陸できるが、現在の滑走路では貨物や燃料満載時の離陸が難しく、潜在能力を生かし切れていない。滑走路延伸は23年3月に国が事業化決定しており、今後は環境影響評価(環境アセスメント)を経て、今秋にも着工される見通しだ。
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