減税、参院愛知に広沢氏 前名古屋副市長
名古屋市の河村たかし市長は27日、夏の参院選愛知選挙区(改選数4)に自身が代表を務める地域政党「減税日本」から同市の前副市長で新人の広沢一郎氏(58)を擁立する考えを示した。日本維新の会に公認を申請するという。市内で記者団の質問に答えた。
広沢氏を巡っては、市教育長に起用する人事案が「教育の中立性が損なわれる」として22日の市議会で不同意となったばかり。河村市長は27日、広沢氏の参院選擁立に関し「教育改革ができるのは彼しかいない。本来は名古屋でやるといいが、国が変わらんといかんことだ」と説明した。
広沢氏は県議や減税日本の幹事長を務め、2017年から4年間副市長を務めた。参院選愛知選挙区には自民、立憲民主、公明、国民民主各党の現職のほか、新人2人が立候補を予定している。〔共同〕