知多半島道と伊勢湾道にJCT 愛知県が計画
愛知県は20日、知多半島道路と伊勢湾岸自動車道を結ぶジャンクション(JCT)を大府市に設ける計画を明らかにした。知多半島道から伊勢湾岸道に乗り換えるには、いったん一般道に降りる必要があるが、車が多く渋滞が激しいという。実現すれば、中部国際空港から豊田市方面へ行き来しやすくなる。
20日の県議会で自民党議員の質問に道浦真・建設局長が答えた。完成時期などは示さなかった。JCTは2つの道路が交差する場所の北東部分を想定している。市道の移設を含めた概略をすでにまとめており、伊勢湾岸道を管理している中日本高速道路や公安委員会と調整している。
道浦氏は「早急に設計を取りまとめたうえで、国土交通省との協議を進める」と述べた。愛知県は20年2月に知多半島道を管理する愛知県道路公社、大府市、隣接する東海市と勉強会を立ち上げて検討してきた。