武蔵野銀行、新本店ビル開業 環境配慮や地域交流促進へ
武蔵野銀行は13日、建て替えを進めていた新本店ビル(さいたま市大宮区)を開業した。同日開かれた落成記念式典で長堀和正頭取は「創業の地である大宮に深く根差した本店ビルのもと、これまで以上に地域の皆さまとの絆を深め、地域と一緒に更なる発展を目指して精進していく」と話した。
1階の本店営業部も同日オープンした。新本店ビルは地上13階、地下2階建てで、入り口には「武蔵野の森」として、地元の樹木を植栽し環境に配慮した。大宮駅からデッキで直結する2階には、セミナー会場やコワーキングスペースとして活用できるスペース「M's SQUARE」を設け、地域の交流を促す。
記念式典に参加した加藤喜久雄会長は建て替え決定当時を振り返り、「新地のランドマークとして、土地を代表する建物にしたいと進めてきた。伝統を継承しながら、全行員が着実に一歩一歩前進を重ねていくことを誓う」と述べた。埼玉県の大野元裕知事は「今後の地域創生の新たな場となることを期待している」と激励した。