イオンモール白山、店舗数200で開業 北陸最大級
イオングループは2日、7月19日に開業するイオンモール白山(石川県白山市)の概要を明らかにした。店舗数は北陸で最大級となる約200で、北陸初出店が53店舗含まれる。eスポーツなどエンターテインメントに特化した施設を導入し、他店舗との違いを打ち出す。
ファミリー層を狙い、スーパーや飲食店、衣料品店などが入る。レストランには地元の人気レストラン6社を集めたフードホールを設ける。大規模な鮮魚コーナーを設けるなど、地元産の食材も取り扱う。
先端技術を駆使したサービスも展開する。人工知能(AI)でカメラ映像を解析することで、接客を必要とする利用客を自動で判断し従業員に知らせる仕組みを北陸の自社店舗で初めて導入した。レジでの待ち時間を減らすアプリ「レジゴー」も活用できる。
イオンタウン野々市(野々市市)やイオンタウン金沢示野(金沢市)など自社グループの商業施設との違いを出すため、「コト」消費も重視した。10スクリーンの映画館のほか、体験型のアミューズメント施設も設ける。カプコンのeスポーツ施設も入居する。
イオンモール白山は延べ床面積が11万平方メートルの地上3階建て。従業員は2500人になる見込み。5月末に閉店したイオン御経塚店からは35店舗が移転する。