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異常放置したずさんな保守、JR北海道の脱線・火災事故
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2011年5月27日、JR北海道石勝線を走行していた札幌行きの「スーパーおおぞら14号」が脱線、火災が発生して全6両が焼損する事故が発生した。幸い、死者や重傷者は出なかったものの、避難の際に煙を吸った乗客79人が呼吸器系の軽傷を負った。ともすれば大惨事につながりかねない脱線事故の原因は何だったのか。事故分析は、車輪の異常を放置したずさんな保守体制とその裏にあるJR北海道の"特殊事情"を浮き彫りにする。