飯島内閣官房参与に旭日重光章 現職官邸スタッフ
菅義偉首相の助言役として内閣官房参与を務める飯島勲元首相秘書官が、国会議員秘書出身では珍しい旭日重光章を受章した。現職の官邸スタッフの受章は異例とみられる。内閣府によると、2014年11月に内閣官房参与を務めていた中村芳夫元経団連副会長が受章した例があるという。
飯島氏は安倍内閣でも同じ役職を務めていたが、安倍晋三氏の首相退任に伴って一時無役となった際に受章の連絡があったという。
1972年に初当選したばかりの小泉純一郎元首相の秘書となり、約35年間仕えた。「イデオロギーに関係なく、誰にでも手を差し伸べる」をモットーに人脈を築いた。小泉内閣で5年半にわたって、政務担当の首相秘書官も担った。
2002年と04年の小泉氏訪朝に同行、13年にも参与として訪れ、北朝鮮と独自のパイプを持つ。受章について「これからの国会議員秘書の励みになれば本当に幸いだ」と喜んでいる。
〔共同〕