ネットフリックス、日韓のアニメ制作4社と提携
動画配信大手の米ネットフリックスは23日、日韓のアニメ制作会社4社と作品づくりで包括的な業務提携を結んだと発表した。同社は2018~19年にかけて日本の制作会社5社と提携しており、提携先は今回で計9社となる。国内外で定評のあるアニメ作品の制作体制をさらに強化する。
新たに提携したのは大手アニメ制作会社のANIMA&COMPANY(東京都武蔵野市)、サイエンスSARU(同)、MAPPA(東京・杉並)とスタジオミール(韓国ソウル市)の4社。国外のアニメ制作会社との提携は初となる。
これまでの5社との提携と同様、数年にわたり複数作品を制作することを前提とする。ネトフリは独自作品を充実させられ、制作会社は安定収入を得て作品づくりに取り組める利点がある。すでに18年に提携したプロダクション・アイジー(東京都武蔵野市)制作の「攻殻機動隊」の最新作などが配信されている。
ネットフリックスは国内の有料会員が1年で200万人ほど増えて8月末で500万人を超えたことを明らかにした。22年までに国内発の実写独自作品を15本以上配信することも掲げている。実写、アニメ両面で独自コンテンツを充実させる。