ハチバン、長丸専務が社長に昇格 和食統括など経験
ラーメンチェーンを展開するハチバンは2日、長丸昌功専務(60)が21日付で社長に昇格すると発表した。後藤克治社長(69)は代表権のある会長に就く。就任後は長丸専務が業務執行の責任者を担いながら、後藤社長が引き続き経営全体の指揮を執る。若返りを図り、経営基盤の強化につなげる。
長丸専務は1984年にハチバンに入社。「八兆屋」などの和食事業を統括したほか、新業態の開発や社員の教育、採用にも取り組んできた。12年には常務に就き、主力のラーメン事業などに携わってきた。
後藤社長は同日、「少子高齢化や新型コロナウイルスの拡大など、周囲の環境は急速に変化している。自分は今年70歳になるので、元気なうちに引き継ぎをしておきたかった」と語った。