「チャギントン電車」お目見え 岡山電気軌道
来年3月16日運行開始
岡山電気軌道(岡山市)は23日、英国生まれのCGアニメ「チャギントン」を実車で再現した観光車両「おかでんチャギントン電車」について2019年3月16日から運行を始めると発表した。同日、納車を関係者に公開した。鋼板を職人技で丁寧にたたいて加工することで、列車を擬人化したキャラクターの顔の膨らみを忠実に再現した。
デザインはJR九州の豪華列車「ななつ星in九州」などを手掛けた水戸岡鋭治氏が担当した。車両は赤い「ウィルソン号」、青と黄色の「ブルースター号」の2両1編成。ボンバルディア製の車両をベースに、新潟トランシスで改造した。総工費は約5億円で、定員は62人(着席16人)。31日の神事の後、試運転や内装工事などを進める。
全席予約制で12月15日から専用サイトで受け付け、抽選後に運行日の2カ月前に当選者に通知する。経路や料金は今後、詰める。岡山電気軌道の小嶋光信社長は「外を見てわくわく、中を見てどきどきして楽しんでもらえるような電車として世界中の子どもたちを迎えたい」と述べた。