プレミアム・アウトレット、会員情報43万件を流出か
三菱地所・サイモンは2018年4月7日、同社が運営するショッピングモール「プレミアム・アウトレット」の会員情報が流出した可能性があると同社のウェブサイトで発表した。会員には、メールでも個別に同じ内容を知らせている。
流出した可能性があるのはメールアドレスとパスワード。同社は、会員が同じパスワードを使って他サイトを利用している場合は、速やかに変更するよう呼びかけている。
事実関係は調査中であり、確認が完了するまで、会員情報を管理するサーバーはネットワークから切り離し、会員サービスを停止するとしている。
きっかけは、会員情報と思われる約43万件のデータが海外のストレージサービスに公開されているとの、都内在住のセキュリティリサーチャーからの情報提供。
ストレージサービスには、「www.premiumoutlets.co.jp.txt」という名前で公開されたファイルに、42万9750件のメールアドレスとパスワードが含まれる。パスワードは暗号化されておらず、そのまま読めるようになっている。リストには、同じメールアドレスが複数登録されたものも見つかっている。
情報提供者によれば、2018年2月に様々なウェブサイトから漏洩したと思われるメールアドレスとパスワードの組み合わせの一覧が一斉に公開され、今回のファイルはその中の一つだと思われる。
(日経 xTECH/日経NETWORK 齊藤貴之)
[日経 xTECH 2018年4月7日掲載]