太宰府市長が議会解散 不信任に対抗、12月市議選
福岡県太宰府市の芦刈茂市長(68)は30日、市議会で27日に不信任決議案が可決されたことに対抗し、地方自治法に基づき市議会を解散した。これを受け、市議選が12月上旬に実施される見通しになった。芦刈市長は記者会見し「私だけでなく議会も市役所もただされている」と述べ、市議選を通じて民意を問いたいとした。
地方自治法の規定により、市議選後の議会で再び不信任決議案が可決されれば芦刈市長は自動的に失職し、市長選が行われる。芦刈市長は、その場合は市長選に立候補すると説明した。
太宰府市議会は、政策を巡る不手際で芦刈市長が市政の混乱と停滞を招いていると指摘。「リーダーとしての資質の欠如と判断せざるを得ない」として全会一致で不信任決議案を可決した。
〔共同〕