服喪期間終了を宣言 タイ首相
【バンコク=共同】タイのプラユット暫定首相は30日、国民向けにテレビ演説し「プミポン前国王葬儀の一連の儀式が(29日に)全て終わった」と述べ、服喪期間が29日で終了したと宣言した。葬儀の準備などに携わった関係者やボランティアらに謝意も表明した。
前国王が死去した昨年10月13日以降、タイでは約1年にわたり服喪期間が続き、多くの国民は黒色の服を着用した。
プラユット氏は演説で「前国王の哲学や『足るを知る経済』の教えはワチラロンコン国王が受け継がれる」と述べた。
前国王の葬儀が営まれた首都バンコクの王宮前広場に設置された火葬施設を11月2日から30日まで一般公開することも明らかにした。